施設の紹介

水管理システム

導入理由

 国営かんがい排水事業により整備された基幹用排水施設は
30数年を経過しており、施設の老朽化や社会情勢の変化に
より、その維持管理に苦慮していました。このような情勢に
対応するため、『水管理システム』により基幹施設から末端
の水田までの農業用水の配水や地域排水を受ける農業排水路
の水量管理や取水・分水ゲートの最適操作を遠隔操作による
集中監視・制御し、適正な水管理と維持管理費の軽減を図る
ために導入されました。

事 業 名: 県営かんがい排水事業(新農業水利システム保全整備事業)
   地 区 名: 旧迫川地区
   事業主体: 宮城県
   事業内容: 親局設備(中央管理所新設、旧中央制御室撤去)
         子局整備(16機場遠隔監視制御設備、4機場除塵機設置)
   事業年度: 平成17年度~平成22年度
   総事業費: 1,069,150千円
   負担割合: 国50%、宮城県30%、登米市10%、改良区10%

システムの機能

 親局となる中央管理所には、各子局から伝送される各種データを収集し、演算や記憶をする演算処理装置が設置され、ポンプの稼働やゲートの開閉指示などを含め、一括管理されます。収集した情報は、わかりやすく整理して画面上に表示し、各施設の稼働状況や装置の異常の有無などが容易に確認できます。
 具体的には、各機場のポンプの状態、バルブ開度、ゲート開度、水位、流量など表示項目が多岐にわたり、運転状況や各種数値を時系列に表示し、グラフ表示もできます。また、主要な揚水機場(南方機場、米山機場、高石機場、畑岡機場)には監視カメラを設置し、中央管理所からモニターで監視を行うことにより、管理運用上の安全性と操作の確実性を増しています。

システムのイメージ

 

国営 髙石揚水機場

この施設は2・3号機が排水専用機で、1号機については用排水兼用機となっていて、揚水終了後も排水機として稼働しています。また、遠隔制御による無人機場のため運転管理者は置かずにゴミの清掃管理者を委託しています。

国営 南方揚水機場

この施設は当管内最大の排水受益面積を持つ揚水機場であり、1号から4号まで4台ある揚水機の内、1台だけが用排水兼用機であり、その他については排水専用機となっています。
また、排水時には隣接する高取水門の調整を行って旧迫川に排出しています。

国営 山吉田揚水機場

この施設は当管内で最も広い受益面積を持つ揚水機場で、5月から8月下旬までの間24時間フル稼働する重要な揚水機場です。ここも遠隔制御によって運転操作を行う無人機場ですが、ゴミ上げスクリーンの清掃について専従者1名を委託し管理しています。

国営 西館揚水機場

国営 米山揚水機場

この施設は遠隔操作によって運転を行う機場で、用水期間中はフル稼働となる他期間終了後は排水機場として運転を行います。

旧迫川を水源とする用排水機場ですが、地区末端にあるため排水運転の稼働時間も多い施設です。

国、県営施設の紹介